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ご存じですか、介護マーク

皆さんは、街中で「介護マーク」を見かけたことはありますか?皆さんの身近に、このマークをつけている介護者の方はいらっしゃいますか?全国の自治体で周知しているので、少しずつ広まっていますが、まだご存じない方もおられると思います。ここでは、このマークがどんな意味を持っているかお話していこうと思います。

介護マークのはじまり

「介護マーク」を作成したのは、静岡県でした。そのきっかけは、静岡県主催の認知症介護家族会との意見交換会で、「認知症の人の介護は、外見では介護していることが分かりにくいため、誤解や偏見を持たれて困っている。介護中であることを示すマークを作ってほしい」という要望が出たことです。
例えば、

・公共施設などのトイレで、介護者が付き添う際に周囲から冷ややかな目で見られる

・男性介護者が店頭で女性用の下着を購入する際、周囲に怪訝そうな顔をされるなど、外出先の介護で周囲の理解が得られないことがたびたびあるそうです。

「介護マーク」は、カードケースに入れて首から下げてられるように作られています。介護の「介」の字は人が人を支える形にデザインされていますが、マークを知らない人が見ても一目でわかるように「介護中」という文字がしっかり入っています。

介護マークの認知度

2011年4月にスタートして以降、静岡県民の認知度は年々上昇しています。2012年度の調査では、「介護マーク」を付けている人を見かけたら、

・認知症の方などを介護していることを理解し、温かく見守る 48.7%
・困っているようなら、声をかけてお手伝いをする 60.8%

という結果が出ています。要介護者や介護者を温かく見守る社会、思いやりをもって支え合う社会づくりに、「介護マーク」が役立っているようです。
それでも、まだ全国的には認知度は低いように感じます。「介護マーク」とは別に「認知症マーク」を独自に作っている自治体もあり、全国で統一されているわけではありません。「介護マーク」や「認知症マーク」いずれにしても、街中で見かけたら「やさしい気持ちで見守りましょう」「困っていたら手を貸しましょう」というしるしなので、理解を示せるようにしたいものです。
介護のある暮らしをされている方は「ちょっとの外出でも大変だ」とおっしゃいます。社会全体が少しでも理解すること・思いやることで、少しでも外出が楽になるといいですね。

介護マークの普及

「介護マーク」の取り組みは、静岡県から厚生労働省へ伝わり、全国の自治体に周知されました。そこから、介護マークに取り組む自治体が増え、全国へ広まっています。2016年2月時点では、静岡県はもちろん、茨城県、栃木県、新潟県、長野県、岐阜県、愛知県、島根県、佐賀県(9県・347市町村)で県を挙げて取り組んでいるそうです。他にも158の地区町村でも取り組みを実施中です。

介護マークへの理解、介護への理解を

高齢化が進む日本では、介護のある暮らしも、認知症も他人事ではないかもしれません。「介護マーク」の存在を知ることだけでなく、介護そのものへの理解を深めていきたいものです。
介護者・要介護者をあたたかく見守り、支えていく社会づくりのため、さまざまな取り組みが進んでいます。これからも、このオカセイコラムで市区町村やNPO団体などの取り組みをご紹介していきたいと思います。

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