= 創業の思い =
突然の叔父の入院により、わが家で暮らすことになった妻の祖母。
総合リサイクルショップだった当社が、介護ベッドを専門に扱う企業になったのは、この祖母の在宅介護がきっかけでした。
大阪育ちの祖母は、当時98歳。
演歌大好き、いつも冗談を言って周囲を笑いの渦に包む 元気印のおばあちゃんでした。
ところが「要介護3」になり、日常生活のほぼ全てに介護が必要となっていました。
畳に敷いた布団から 祖母が立ち上がる際に、全身を使って抱き起こす母と妻。
腰をかがめたままでの着替えや、寝返り補助…無理な姿勢での介助に 彼女たちの 腰・肩・腕 に激痛が走ります。
祖母は認知症も患っていました。2分前の 会話や出来事も覚えていない。
同じ質問の繰り返し。入浴や着替え、歯磨きの度に 悲鳴や怒声を上げて拒みます。
深夜も1時間ごとのトイレ、うわ言、暗闇に響き渡るお気に入りの歌「荒城の月」。
母と妻は睡眠不足も重なって心身共に疲弊し、家の中に尖った言葉が飛び交いました。
このままでは家族総倒れになる。何とかしなければ ! 焦る私の目に、ふと留まったのが、店の片隅に忘れられていた介護ベッド。
試してみると、あんなに大変だった布団の上での介助が ウソのようにラクになりました。
「ありがとうね!ありがとうね!」と、涙目で何度も礼を言う祖母。
「一番辛かったのは、おばあちゃんだったんだね。 気持ちを分かってあげられなくて本当にごめんなさい…」。
丸くなった祖母の背中をさすりながら、母や妻も泣いています。
この日を境に祖母の表情は 明るく穏やかになり、家の中に笑顔が戻ってきました。
介護の大変さは、もちろん体力的な負担だけではありません。
しかし、体力的な負担が軽減されると気持ちに余裕が生まれ、優しくなれます。
介護する人のストレスが和らぐと、皆が笑顔になれる!!
介護に悩む方々の お役に立ちたい。介護の大変さを 経験した私達だからこそ、お届け出来る事がある。
介護ベッド事業に特化することを 決意・覚悟した、創業の思いです。
会社概要
- 販売業者
- オカセイ株式会社 (おかせい かぶしきがいしゃ)
- 運営統括責任者
- 岡崎 裕子 (おかざき ゆうこ)
- 所在地
- 〒704-8112 岡山県岡山市東区西大寺上3-1-6
TEL.0120-502-319
FAX.086-238-7706
- 資格・免許
- 第721060020480号/岡山県公安委員会 古物商許可証