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ご家族に認知症の方がいらっしゃると、認知症にはどういう症状があるのか、どういうことで注意が必要なのか、何かあったとき誰に相談したらよいのか、ご存知かと思います。
しかし、身近に認知症の方がいない場合、多くの方が戸惑い、悩んでしまうのではないでしょうか？

認知症に関して、いざという時に考えるのではなく、みんなが認知症を身近に考えられるように、全国各地では認知症啓発の為にキャラクターを活用した様々な活動が行われています。

2011年に「認知症にやさしい地域」を目指して、キャラクターと標語を町民から公募し、「きらみん」誕生。
当時中学1年生の女の子が、紀美野町の夜空に美しく輝く星をモチーフに「まちが輝き、認知症の方も住みやすいまちになれば」という願いを込めて考案したそうです。

認知症啓発キャラクター「との」。
姫路市では、平成28年6月に、認知症になっても住み慣れた地域で暮らし続けられるよう、認知症の人やその家族が利用できるサービスをまとめた「認知症ガイドブック」を作成しました。姫路市の認知症啓発キャラクターが「との」です。

親しみやすいキャラクターは、イベントなどにも参加し、様々な立場の人、幅広い年齢層に、認知症に対する正しい理解を持ってもらうための活動に一役買っています。そしてそれぞれの地域で共通している点が、認知症に対する不安を軽くし、住み慣れた場所で引き続き安心して暮らせるように、地域一体となって考えていきましょうというスタンスです。
ご自身が認知症になっても、家族に認知症の方がいても、生活を変えずに済むように、みんなで考えていく時代になったのですね。