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避難生活での介護(災害弱者)

日本は、台風、豪雨、地震と、これまで多くの自然災害の被害を受けてきました。災害対策に加え、2011年東日本大震災、2016年熊本地震では、避難生活の有り方についても、さまざまな議論がなされてきました。

避難生活では多くの方が不便を感じる状況での生活を強いられることになってしまいます。その中でもとりわけ困難を感じているのが、病気や障害がある「災害弱者」ではないでしょうか?

電動の介護ベッドは臨時避難所には持ち込めず、車椅子での移動も困難になります。体が不自由で車椅子を使う方にとっては、避難所のトイレは使いにくく、大きなストレスとなってしまいます。
高齢者にとっては、体を動かしにくい環境は、身体能力の低下につながり、寝たきりの原因になります。本来は、寝っぱなしの状態を避けることが必要なのですが、避難所生活ではそのケアがしがたい状況もあります。

熊本市は、震災の起きた2016年4月、障害がある人が使いやすい福祉避難所10カ所を開設しました。市内の要援護者は約3万5,000人いますが、開設時の避難者は13人にとどまったそうです。東日本大震災の後、福祉避難所の設置についてガイドラインの見直しもされていたのですが、その周知方法について少し不足があったようです。

「福祉避難所」とは誰が利用できて、どこにあり、どのような対応がなされるのか、最寄の避難場所を把握するように、普段から周知しておくことが必要です。
ご家族皆さんで、どこに避難するのかを確認し、最低限必要な介護用品を持ち出せるよう準備しておくと、安心できると思います。
そして、ご家族に要介護者がいらっしゃらないとしても、避難の経験が無いとしても、避難生活の問題についていつも心に留めて、みんなで改善策を考えていけるといいですね。

オカセイ株式会社は、2016年4月の熊本地震復興支援活動として、介護ベッド無償提供をさせて頂きました。避難所から仮設住宅への入居が進んでいますが、住み慣れたご自宅のようには過ごせずご不便なことも多いかと思います。一日も早く普段の生活に戻られますことお祈り申し上げます。

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