介護ベッドのオカセイ > オカセイコラム > 介護ロボットの活躍
最近、ロボットが日常の様々な場面に進出しています。
これまで人が行ってきた業務もロボットが代行できることが増えて、介護業界にもロボットの活用が始まりつつありますが、メリット・デメリットの両方を考慮してロボットを有効に活用していくことが必要です。
いくつか介護現場で活用されている介護ロボットをご紹介します。
浴槽に設置し、湯船の出入りの際に使用します。
ご高齢になっても、誰かの手を借りずに気軽にお風呂に入ることができるとよいですね。
入浴支援機器は一般家庭にも取り入れ始められていて、ほんの少しだけおからだが不自由で湯船の出入りの時だけ誰かの力を借りたいという方が自立入浴の補助として利用したり、要介護状態のご家族の入浴介助時の介護者の体の負担を軽減させたりと、一般家庭でも役立っています。特に老老介護を行っているご家庭では、とても重宝されているようです。
最近はご自宅のお風呂にも特別な工事をせずに設置できるものもあり、要介護者のご家族が入浴する際に邪魔にならないよう、介護する方が一人で取り外し又は収納・片付けをすることもできます。
ベッドに添えつけてベッドと車いす間の移動を助けるタイプと、介助をする方が装着して、介護ベッド、車いす、お手洗いの移動時などに利用するタイプがあります。
介護に慣れた方でも、中腰で大人のからだを支えることは大きな負担になり、慢性の腰痛の原因になるだけでなく、要介護者、介護者それぞれが怪我につながる危険性もありますので、こういった補助機器を是非ご利用下さい。
高齢者が自らの足で歩行するのを助ける機器です。安定感のある電動のモーターがついた4輪車は、歩くのに少し不自由方があっても転ぶ心配がなく、多少の荷物も積めるので、お一人でお買い物に行きやすくなります。
からだを補助する機器とは異なり、これは、メンタル面のフォローをするロボットです。
なでたり、声をかけたりすると反応をするぬいぐるみや、人形などがあります。ご高齢で、犬や猫などを飼いたいけれど世話が大変で諦めている人などが利用しているそうです。また、介護施設なのでも導入例があり、少しずつ広まりつつあるようです。
移乗介助ロボット『RIBA』、身体機能補助ロボットスーツ『HAL』、メンタルコミットロボット『パロ』というように、商品として開発されているものもありますが、使いこなせるか?という問題と、人だからことの心配りまではロボットには期待できないのではないか?という意見もあります。
しかし、これからますます開発と改善が進み進化することで、様々なタイプのシーンで介護ロボットの活躍の場は広がるでしょう。
介護ロボットを上手に取り入れつつ、人でないといけない部分の見極めをしっかりとすることが、介護の大きな課題と言えます。
介護を手助けするという意味では、電動モーターの介護ベッドも、介護ロボットの一種と言えます。
正しい使い方、選び方をすることで、介護する方も介護される方も負担を軽くすることができる一番身近で便利な介護ロボットです。
介護ベッドは、寝たきりを防ぐための配慮がされ、ご利用する方が自ら起き上がったり移動したりしやすいように研究されています。また、介護者の負担を軽減することも目的の一つですので、介護シーンでの活躍NO.1と言えるのではないでしょうか?
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