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在宅介護の現状(老老介護・認認介護・おひとり介護)

高齢化がすすみ、医療現場や介護現場では、介護に関連する多くの課題を様々な観点・方法で解決してきました。
社会的に自宅療養や在宅介護のサポート体制も整い、一般家庭でも車椅子や歩行器、電動介護ベッドも手に入れやすくなり、ご高齢でからだが不自由でも、要介護状態であっても、自宅で過ごしたい、過ごさせてあげたいとご希望されるご家庭も増えています。
ところで、みなさんは、高齢化の流れと、こういった在宅介護の環境整備によって、さまざまな問題がおこっていることはご存知でしょうか?

まずは、これまでも問題提起されてきた「老老介護」をご説明します。

老老介護

65歳以上の高齢者を同じく65歳以上の高齢者が介護している状態のことで、「高齢の妻が高齢の夫を介護する」「65歳以上の子供がさらに高齢の親を介護する」などのケースがあります。


出典:内閣府平成27年版高齢社会白書 第1章 第2節 3 高齢者の健康・福祉

要介護者等からみた主な介護者の続柄は、内閣府の調べによると6割以上が同居している家族でした。その中で、配偶者が26.2%、子が21.8%、子の配偶者が11.2%となっています。同図の右下の介護者の年齢層をみると、男女ともに60歳以上の介護者が全体の半数を超えていることがわかります。これは、昨今の高齢化が要因で、子の世代も高齢化しており、老老介護はけっして珍しい状態ではない時代になったのです。

次に、たぶん言葉を聞くとすぐに意味がピンとくる「認認介護」についてご紹介します。

認認介護

認知症の家族を介護している人も認知症を患っている状態での介護をいい、老老介護が珍しくなくなった今、新たな問題として浮上しています。
介護者自身認知症であることに気が付いていないケースもあり、自ら助けを求めることが難しく、さらに社会とのかかわりが途絶えてしまうと、問題が見過ごされる可能性が高くなり非常に危険な状態になってしまいます。
食事をすることが記憶できず低栄養状態になり命にかかわる状態になったり、火元の不始末を起してしまったり、最近は、虐待や殺人など悲しい事件もニュースで見かけるようになりました。
夫婦どちらか一方が認知症を発症した場合、もう一方が同じく認知症を発症する確率は、一方が認知症ではないケースと比較すると、6倍ほど高いという、研究発表もあり、これも認認介護を生み出す原因の一つと考えられます。

最後に「おひとり介護」をご紹介します。

おひとり介護

おひとり介護は、これからどんどん増える可能性が高い現象で、2つのケースがあります。
まずは、同居家族のいない「おひとり」の方が、介護施設には入らず、自宅で訪問介護サービスを受けながら生活しているケースですが、この状況は皆さんの想像以上に多くなっています。
何とか自活したいという気持ちで頑張る方が多いのですが、急に体の自由が利かなくなってしまって、次の訪問介護サービスまでの間に思わぬ事故が発生する可能性もあります。
もう一つは、親の介護を一人の子供が看る、「おひとり」で介護をするケースです。
核家族化と生涯未婚者の増加、高齢化と少子化といった、近年の様々な社会問題が、「おひとり」で複数人の介護を負担しなければならない状態を生んでいるといえます。また、医療費や介護費の削減のために、在宅介護を推進する国の方針も少なからず影響を与えているといえます。

どの介護の状況でも、まずは、周りに相談することが大切です。

介護は「人」が相手です。思い通りにならないことがほとんどではないでしょうか?思い通りにならないからといって、要介護者の問題ではなく、介護者ご自身の問題でもないのです。疑問に思ったこと、困っていること、いろいろなお悩みを抱え込まずに誰かに相談をして下さい。
介護用品のご相談は、オカセイにおまかせください。電動介護ベッドリクライニング機能で、介護する方も、される方も、からだを起こす動作がとても楽になります。そしてお互いに負担を感じさせないことで心にも余裕が出ます。介護は長期間に渡りますので、少しでも楽になるように環境を整えましょう。

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