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高齢者の熱中症問題について

年々夏の暑さが厳しくなり、「熱中症に気を付けましょう」という呼びかけをよく耳にします。
特に、お年寄りの熱中症には注意が必要で、消防庁公表によると、熱中症で救急搬送された人のおよそ半数が高齢者(65歳以上)だったそうです。

参考資料:平成28年の熱中症による救急搬送状況

熱中症は年齢に関係なく注意をしていかなければいけませんが、高齢者はご自身の体調の変化に気が付きにくくなっている可能性があり、周りの人のサポートが必要になります。

高齢者の熱中症を防ぐために気を付ける点をご紹介します。

1. 気温と湿度を定期的に図りましょう
高齢になると、体温の調整機能が落ち暑さを自覚しにくくなります。また、汗をかきにくくなり熱もこもりがちにもなります。
身体の変化ではなく、環境の状態に気を配りましょう。

2. 風通しを良くしましょう
直射日光の当たらないお部屋の中でも、高温多湿、無風の状態が続くと熱中症の危険が高まります。夜間も同様で、エアコンを上手に利用して熱中症を防ぎましょう。

3. 水分をしっかりとりましょう
熱中症対策には水分補給が重要ですが、高齢者は、水分をとるのが容易でなくなるといいます。そして、体が脱水状態を察しにくいので、水分補給が遅れてしまいます。のどが渇いたときに水分をとるのではなく、少量でもよいので時間を決めて定期的に水分を取りましょう。スイカや梨のように水分の多い果物もお召し上がりになると、無理なく水分補給ができ、身体の熱を冷ますこともできます。
もしものときのために経口補水液を常備しておいても良いですね。

4. 暑い日の外出は要注意
直射日光をできるだけ避け、帽子をかぶり、風通しの良い服装をして、身体に熱をこもらせないようにしましょう。お買い物やお散歩などは、午前中の涼しい時間か、夕方日が陰ってからがおススメです。

5. 入浴時と就寝時の水分補給
年齢に関係なく、お風呂に入っている時や就寝時にも水分は失われていきます。入浴前後には水分をしっかりととり、就寝時もいつでも水分がとれるように枕元に飲み物を準備しましょう。ご高齢になるとお手洗いに何度もたつのがおっくうとおっしゃってなかなか水分補給を敬遠しがちですが、バランスをみて、からだに無理の無い水分補給を心がけて下さい。

要介護者の熱中症対策

要介護状態の方の熱中症対策、水分補給は、介護者の手を借りなければなりません。
ものを飲み込む嚥下機能が低下してむせやすくなると、窒息や、誤嚥性肺炎といったリスクも非常に高くなりますのでご注意下さい。
寝たきりの方の水分補給は、電動介護ベッドのリクライニング機能を利用することで、定期的な水分補給の動作も無理なく行なうことができます。

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