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世界アルツハイマーデー

1994年に、国際アルツハイマー病協会が世界保健機関(WHO)と共同で9月21日を「世界アルツハイマーデー」に定めました。そして9月は、世界アルツハイマー月間と定められています。
アルツハイマー病のことをよく知ってもらうため、日本でも各地でいろいろな啓発イベントが行われています。

アルツハイマー病は、認知症の原因疾患のひとつです。
認知症の原因疾患には、「アルツハイマー病(アルツハイマー型認知症)」や「血管性認知症」「レビー小体型認知症」「前頭側頭型認知症」といったものがあり、そのうちの6割以上を占めるのがアルツハイマー病です。

軽度認知障害と認知症高齢者を合わせた数は、2025年には約1,300万人になるといわれています。
厚生労働省は関係府省庁と共同で「新オレンジプラン」を策定し、認知症に関する様々な取り組みを進めています。

単語解説

新オレンジプラン:正式名称「認知症施策推進総合戦略」
認知症の人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域の良い環境下で、自分らしく暮らし続けることができる社会の実現に向けた総合戦略。
1. 認知症への理解を深めるための普及・啓発の推進
2. 認知症の容体に応じた適時・適切な医療・介護等の提供
3. 若年性認知症施策の強化
4. 認知症の人の介護者への支援
5. 認知症を含む高齢者にやさしい地域づくりの推進
6. 認知症の予防法、診断法、治療法、リハビリテーションモデル、介護モデル等の研究開発及びその成果の普及の推進
7. 認知症の人やその家族の視点の重視
という上記の7本の柱で進められています。
出典:厚生労働省

アルツハイマー病を発症・進行すると、記憶だけでなく心身の機能も低下し、動きが不自由になることもあります。進行速度は個人差が大きく、数年の間に寝たきりになる人、発症から10年経過しても自立した暮らしができる人、などさまざまです。

アルツハイマー病の脳には、脳の神経細胞が減少する、脳の中で記憶機能を持つ「海馬」の部分を中心に脳が委縮する、という変化が起きることがわかっています。アルツハイマー病の根本治療はまだできませんが、脳の中にタンパク質(βアミロイド)がたまることが原因のひとつだ、とわかってきました。研究は進み、その他の原因についても調査が進められています。病気の進行を遅らせる抗認知症薬も出ています。

世界アルツハイマーデー(世界アルツハイマー月間)を受け、9月にはビルのライトアップやアルツハイマー病を知るためのセミナーが多数開催されるなど、いろいろなイベントが行われていました。
どんな啓発活動でもそうですが、強化月間の1ヶ月だけ注目するのではなく、強化月間以外も継続して注目して、「知る努力」を続けていくことが大切だと思います。

アルツハイマー病を自分とは関係ないもの、と思わずに知ろうとする姿勢が、「認知症になっても自分らしく暮らし続けることができる社会の実現」を可能にしてくれるに違いありません。

もっと勉強して、オカセイコラムでもお伝えしていけるようにしたいと思います。

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