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認定介護福祉士とは?

認定介護福祉士という資格をご存知ですか?国家資格の「介護福祉士」 の上級資格のことです。ただ2016年12月に研修がスタートし、2017年3月に初めての認定介護福祉士が認定を受けたので、まだまだ数も少なく、介護業界以外ではまだまだご存知ない方も多いと思います。

認定介護福祉士という資格ができた理由は?

介護サービスの利用者のニーズは多様化・高度化しています。そのニーズに対応する質の高い介護を実践すること、介護職の指導や教育、医療職との連携など、介護福祉士(国家資格)には、実にさまざまな役割が求められるようになりました。
更に、2025年には高齢者人口が人口の約30%に達すると言われており、介護サービスの利用者はさらに増えてきます。
そこで介護福祉士に、さまざまな要請にこたえられるよう継続的な教育機会を与えて資質を高めてもらおう。ということで検討され、スタートしたのが認定介護福祉士です。


認定介護福祉士のねらい

  1. 生活を支える専門職としての介護福祉士の資質を高め、
    @利用者のQOLの向上
    A介護と医療の連携強化と適切な役割分担の促進
    B地域包括ケアの推進 など
    介護サービスの高度化に対する社会的な要請に応える。
  2. 介護の根拠を言語化して他職種に説明し共有したり、他職種からの情報や助言の内容を適切に介護職チーム内で共有することで、他職種との連携内容をより適切に介護サービスに反映することに寄与する。
  3. 介護福祉士の資格取得後の継続的かつ広がりを持った現任研修の受講の促進と資質の向上を図る。つまり、介護福祉士資格取得後も介護業界で努力し続け、継続的に自己研鑽する拠り所となる。
  4. 介護福祉士の資格取得後のキャリアパスの形成

出典:一般社団法人認定介護福祉士認証・認定機構


キャリアアップのための資格、となっています。しかし、介護の現場はとても多忙を極めていますよね。その中で、研修や勉強に充てる時間がどのくらいとれるのか心配になります。お仕事はとてもハードで、お給料が安く、離職が多いと言われる介護業界なので、資格を作ることで待遇が改善されるなどの効果が出て、介護職の方が増えて・・・というように、介護のお仕事に携わる方が安定してお仕事を続けられるといいなと思います。

介護を受ける人だけでなく、介護する側にもサポートが必要なのだと感じます。ご家族に介護が必要になったとき、専門的な施設に頼ることをためらう方もいらっしゃいますが、それは手抜きでも何でもないと思います。1人で背負い込まず、自治体や介護の専門家に相談してみる、使える介護用品はどんどん使ってみる、というアクションを起こすことが必要です。

介護のお仕事に関する資格はまだまだたくさんあります。介護施設では、看護師や保健師などの医療系のお仕事を専門にしている人や、管理栄養士・栄養士、調理師などの栄養面を支えている人もいます。リハビリなどの機能訓練を担当する理学療法士・作業療法士・言語聴覚士などの資格者もいます。これからも介護に関することを少しずつ、お届けしていきたいと思います。

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